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植物にとって陽射しのあたる庭かどうかは大きな問題です。成長具合が違ったり植える植物が変わってくるからです。でもそれ以上に、そこに暮らす人にも陽射しは大きな問題となります。庭と隣接する住空間に影響を与えるからです。
夏の暑い時期、室内に強い陽射しが直接入ってくれば眩しいだけでなく、室内の温度も上昇させてしまいます。逆に陽射しが入らなければ部屋はうす暗く、毎日の生活もなにか頼りありません。
そんな環境にならないよう、あらかじめ自分の住まいの方角をしっかりと確認し、季節によって変わる陽射しの量をコントロールしてあげることが大切です。陽射しが強い場所では、テラスや大きな常緑樹などで陽射しを遮るための処置をしてあげるなど、マイナスの要素があればそれを補う工夫を考えてあげましょう。 |
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陽射しが当たると植物もいきいきと感じます。 |
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ここちいい風は人にも植物にもやっぱりうれしいですね。 |
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いくら見た目がよくても、風の通らない住まいは植物にとっても人間にとっても不快な環境となります。逆に谷間風などの強い風が吹き込んでくるような環境では埃などが舞い上がりとても嫌な感じになります。
風についても陽射しと同じことが言え、それぞれの環境に合った対応が必要になってくるということです。
風があまり吹かない穏やかな場所では、室内に風を招くための通り道を考えたり、逆に強い風がよく吹くような場所では、生け垣などで障害をつくり風を和らげてあげるといったことが必要になってきます。
また、風に強い植物を植えることも忘れないでください。パンジーやデージー、サルビアなどといった風に強い植物を植えてあげましょう。 |
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周囲にどんな建造物が立っているかを認識しておくこともポイントの一つです。周囲が高い塀やコンクリートに囲まれた敷地では、庭に閉塞感があり広がりが出せません。そんな時はフェンスなどを巡らせて、ツル性の植物を這わせてみるなどの工夫が必要でしょう。
逆に見晴らしのいい敷地やビルの立ち並ぶような都市部では、プライバシーの保護を考えることも必要となってきます。見晴らしがよく室内がまる見えとなるからです。そんな時は大きな樹などを利用し、上手に目隠しをしてあげるのもひとつの方法です。
住居や庭は独立した存在のように見えて、周囲の影響を強く受けるものなのです。周囲の景観をじっくり見渡して、目的に応じた視覚のコントロールをしてあげましょう。 |
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閉塞感があっても工夫次第で、落ち着ける空間にできます。 |
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「木が植えれない」といった問題や、「車が駐車しにくい」といったトラブルが時々起こります。そんな障害の原因となっているのが給配水管や電柱といった従来からそこにある設置物の存在です。
意外と見落としがちですが、ガス管や給水管のある場所は地面を深く掘ることができず、大きな樹木などを植えることができません。またカーポートを設ける場合、電柱などを見落とすと車の出し入れが不便で、後から大変な思いをします。
その他、室外機や排水口、アンテナといった忘れがちな設置物はたくさんあり、後から困らないよう住まいの廻りを一度確認しておくことをオススメします。 |
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家の外にある電柱は意外と見落としがちです。 |
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